【Windows】プリンタの設定をコマンドプロンプトから実行する



Windows ではコントロールパネルなどからプリンタの設定が可能です。しかし手動での操作は面倒に感じる場合があると思います。
そのような 場合はプリンタ関連のDLL の API ポイントを呼び出して操作することによりコマンドでの操作が可能です。

プリンタ設定の DLL 名は "" です。以下オプション一覧を表示するコマンドです。2番目はドットではなくカンマである点に注意してください。


rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /?


一覧表示結果

使用法: rundll32 printui.dll,PrintUIEntry [オプション] [@コマンドファイル]
/a[ファイル] バイナリ ファイル名
/b[名前] 基本プリンター名
/c[名前] UNC コンピューター名 (リモート コンピューターで実行される場合)
/dl ローカル プリンターを削除します
/dn ネットワーク プリンター接続を削除します
/dd プリンター ドライバーを削除します
/e 印刷設定を表示します
/f[ファイル] inf ファイルまたは出力ファイル
/F[ファイル] /f で指定された INF ファイルが依存する INF ファイルの場所です
/ga コンピューターごとのプリンター接続を追加します (接続はログオン時にユーザーに伝達されます)
/ge コンピューターごとのプリンター接続を列挙します
/gd コンピューターごとのプリンター接続を削除します (接続はユーザー ログオン時に削除されます)
/h[アーキテクチャ] ドライバー アーキテクチャが x86、x64 または Itanium のうちの 1 つです。
/ia inf ファイルを使ってプリンター ドライバーをインストールします
/id プリンター ドライバーの追加ウィザード使ってプリンター ドライバーをインストールします
/if inf ファイルを使ってプリンターをインストールします
/ii inf ファイルとプリンターの追加ウィザード使ってプリンターをインストールします
/il プリンターの追加ウィザード使ってプリンターをインストールします
/im プリンターの追加ウィザードで、ネットワーク プリンターをスキップしてプリンターをインストールします
/in ネットワーク プリンター接続を追加します
/ip ネットワーク プリンターのインストール ウィザードを使用してプリンターをインストールします
/j[プロバイダー] プロバイダー名を印刷します
/k 指定されたプリンターでテスト ページを印刷します (プリンターのインストール時にはこのコマンドは使えません)
/l[パス] プリンター ドライバー ソース パス
/m[モデル] プリンター ドライバー モデル名
/n[名前] プリンター名
/o プリンター キューを表示します
/p プリンターのプロパティを表示します
/q QUIET モード、エラー メッセージを表示しません
/r[ポート] ポート名
/s サーバー プロパティを表示します
/Ss プリンターの設定をファイルに保存します
/Sr ファイルからプリンターの設定を復元します
コマンドの最後に追加されるプリンター設定オプション フラグの保存または復元:
2 PRINTER_INFO_2
7 PRINTER_INFO_7
c 色のプロファイル
d プリンター データ
s セキュリティ記述子
g グローバル デバイス モード
m 最小限の設定
u ユーザー デバイス モード
r 名前の競合を解決する
f 名前を強制する
p ポートを解決する
i ドライバー名の競合
/u ドライバーが既にインストールされている場合は、それを使います
/t[#] 開始するインデックス ページ (0 から始まります)
/v[バージョン] ドライバーのバージョンは "Type 2 - カーネル モード" と "Type 3 - ユーザー モード" のどちらかです
/w 指定されたドライバーが inf ファイルにない場合にユーザーに確認します
/y 通常使うプリンターに設定します
/Xg プリンター設定を取得します
/Xs プリンター設定を設定します
/z このプリンターを自動共有にしません
/Y プリンター名を自動生成しません
/K /h オプションで 2、3、4 の値をそれぞれ x86、x64、Itanium として認識するように変更し、/v オプションで 3 の値を "Type 3 - ユーザー モード" として認識するように変更します
/Z このプリンターを共有にします。/if オプションと組み合わせる必要があります
/? このヘルプを表示します
@[ファイル] コマンド ライン引数ファイル
/Mw[メッセージ] コマンドを実行する前に警告メッセージを表示します
/Mq[メッセージ] コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します
/W[フラグ] ウィザード用のフラグとスイッチを指定します (APW および APDW)
r ウィザードの最終ページでウィザードを再実行できるようにします
/G[フラグ] グローバルのフラグとスイッチを指定します
w セットアップ時にドライバー警告 UI を表示しません (Super Quiet モード)
/R 既存のドライバーを選択したドライバーに強制的に置き換えます

例:
サーバー プロパティの実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /s /t1 /c\\machine
プリンター プロパティの実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /p /n\\machine\printer
ローカルでプリンターの追加ウィザードの実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /il
\\machine でプリンターの追加ウィザードを実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /im /c\\machine
キュー表示の実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /o /n\\machine\printer
inf インストールの実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /if /b "Test Printer" /f c:\infpath\infFile.inf /r "lpt1:" /m "Brother DCP-128C"
inf インストールの実行 (inf に依存)。例では、prnbr002.inf は ntprint.inf に依存します。
rundll32 printui.dll, PrintUIEntry /ia /m "Brother DCP-128C" /K /h x64 /v 3 /f "c:\infpath\prnbr002.inf" /F "c:\infpath\ntprint.inf"
inf を使ったプリンターの追加ウィザードの実行:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ii /f c:\infpath\infFile.inf
付属のプリンター ドライバーを使ったプリンターの追加:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /if /b "Test Printer" /r "lpt1:" /m "Brother DCP-128C"
コンピューターごとのプリンター接続の追加 (接続はログオン時にユーザーに伝達されます):
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ga /c\\machine /n\\machine\printer /j"LanMan Print Services"
コンピューターごとのプリンター接続の削除 (接続はユーザー ログオン時に削除されます):
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /gd /c\\machine /n\\machine\printer
コンピューターごとのプリンター接続の列挙:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ge /c\\machine
inf を使ったプリンター ドライバーの追加:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ia /c\\machine /m "Brother DCP-128C" /h "x86" /v "Type 3 - User Mode" /f c:\infpath\infFile.inf
inf を使ったプリンター ドライバーの追加:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ia /K /c\\machine /m "Brother DCP-128C" /h "x86" /v 3
付属のプリンター ドライバーの追加:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /ia /c\\machine /m "Brother DCP-128C" /h "Intel" /v "Type 3 - Kernel Mode"
プリンター ドライバーの削除:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /dd /c\\machine /m "Brother DCP-128C" /h "x86" /v "Type 3 - User Mode"
プリンター ドライバーの削除:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /dd /K /c\\machine /m "Brother DCP-128C" /h "x86" /v 3
通常使うプリンターとして設定:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /y /n "printer"
プリンター コメントの設定:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xs /n "printer" comment "My Cool Printer"
プリンター設定の取得:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xg /n "printer"
プリンター設定の結果をファイルに保存:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /f "results.txt" /Xg /n "printer"
プリンター設定コマンドの設定の使用法:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xs /n "printer" ?
すべてのプリンター設定をファイルに保存:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Ss /n "printer" /a "file.dat"
すべてのプリンター設定をファイルから復元:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Sr /n "printer" /a "file.dat"
レベル 2 のプリンター情報をファイルに保存 :
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Ss /n "printer" /a "file.dat" 2
プリンター セキュリティ記述子をファイルから復元:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Sr /n "printer" /a "file.dat" s
プリンター グローバル デバイス モードとプリンター データをファイルから復元:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Sr /n "printer" /a "file.dat" g d
最小設定をファイルから保存とポート名の解決:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Sr /n "printer" /a "file.dat" m p
プリンターのクライアント サイド レンダリングの有効化:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xs /n "printer" ClientSideRender enabled
プリンターのクライアント サイド レンダリングの無効化:
rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /Xs /n "printer" ClientSideRender disabled




例:ローカルPCのプリンタの設定を表示する。

rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /s /t1



プリンタ追加ウィザードの起動

rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /il



キーワード:プリンタドライバ

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