グループポリシーで証明書が配布できない原因と対処



グループポリシーで証明書が配布できない


このシステムではWebへ Proxy 経由で接続します。Proxy では SSL 通信の複合かして不正な通信が発生していないか、C&Cサーバと通信していないかチェックします。
そのため Windows AD に属する各PCはそのProxy の証明書が必要です。

当然、ドメインに参加するPCは大量にあるので各PCに配布する訳にはいきません。
グループポリシーに証明書を設定して配布することにしました。

ドメインコントローラで次の設定を行いました。

(1)
[コンピューターの構成]\[ポリシー]\[Windows の設定\セキュリティの設定\公開キーのポリシー] → [信頼されたルート証明機関] を右クリックし、[インポート] 。

(2)
[証明書のインポート ウィザードの開始] ページで、[次へ]

(3)
[インポートするファイル] ページで、証明書ファイルへのパスを指定。[次へ] をクリック。

(4)
[証明書ストア] ページで、[証明書をすべて次のストアに配置する] をクリックし、[次へ]。

(5)
[証明書のインポート ウィザードの完了] で[完了] をクリックします。

証明書をドメイングループポリシーで配布する



しかし Windows クライアントでログインしても証明書が表示されません。
証明書がインポートされたかは クライアント側の証明書管理ツール"certlm.msc" で確認しました。


原因



色々な原因が考えられます。今回は正常にインポートされていました。しかし gpupdate /force が実行されていないため、反映されていないだけでした。
これでProxy通信も無事 decode することが可能となりました。



キーワード:証明書

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